凸レンズでできる像は2種類あります。そのため、
そのまま大きく見えるときと
さかさまに見えるときがあります。
大きく見えるよ!
さかさまに見えるよ!
大きく見えるときは、レンズを近くにしたとき
さかさまに見えるのは、レンズを遠くにしたとき
これを図で書いてみると、
まず、光はまっすぐに進むよ。そして、凸レンズは、1点に光を集めるんだ。それを焦点というよ。太陽の光のような平行光線で確かめられるよ!
前回の「老眼鏡でつくる手作り望遠鏡(1)」では、その焦点までの距離を探したんだね。
それから、凸レンズ通る光にも特徴的な進み方があるんだ。次の図を見てね。
オレンジ色の光は焦点を通るよ。
青い光はレンズの中心をとおってまっすぐに進むよ。
見たいものが、レンズの焦点より遠いところにあると、上の図のように
2つの光が集まったところに、さかさまの像ができるよ。
実際に、この像はスクリーンに映るので、実像と呼ばれるんだ。
反対に、次のように
見たいものとレンズが近いときには(焦点より近くにあるとき)、
見たいものと同じ側に大きな像ができるよ。
これは、スクリーンには映らないので、虚像って呼ばれるんだ。
望遠鏡は、この2つを組み合わせて遠くのものを
見ているんだよ。
まず、目から遠いほうの凸レンズ(対物レンズ)で、実像(A)を作るよ。そして、目に近いほうの凸レンズ(接眼レンズ)で、虚像(B)を作っているんだよ。
凸レンズに老眼鏡を使った手作り望遠鏡です。
2か所の凸レンズに老眼鏡を使います。
①対物レンズには、老眼鏡(+2)のレンズを1枚
②接眼レンズには、老眼鏡(+3.5)のレンズを2枚合わせて使います。
まず、それぞれの焦点距離を測ります。
太陽を見ないように気を付けてね。
黒い画用紙に光が1点に集まるところまでの距離を測ります。
2つのレンズで
焦点距離が違うことを確かめてね。
晴れた日には、黒い紙が燃えてしまいます。
大人と一緒に作業してね。
続きは、今度!
一口メモ
焦点距離は、レンズによって違います。
今回使用の老眼鏡では、それぞれ40~50センチくらいと15センチくらいになるのが
目安です。
また、2枚合わせる接眼レンズ用の老眼鏡は、
平らな方を合わせるようにします。(両方に飛び出るように組み合わせます)
光マジック2
カラフルドラえもんの完成!
入間市青少年活動センターにて
セロテープと偏光板を使った光マジックです。
ステンドガラスのような色模様が浮かびます。
材料と作り方
偏光板2、プラパン(またはOHPのシートなど)、セロテープ
教室の様子
うまくできたよ!
わっ!きれいだね。
さぁ、見て!
偏光板を使った光の不思議1
へんこうばんって何?
特定方向に偏光、又は偏波した光だけに限って通過させる板のこと。
2枚並べてみると、向こうにあるペンダントがよく見えるね。
2枚の偏光板
でも、片方の偏光板を90度回すと、重なったところが真っ暗になって、
ペンダントが見えないね。
片方を90度回すと
台はCDのケースを使っています。
偏光板には光を通す方向があるんだね。
これを使うとブラックウォールができるよ。
2枚の偏光板を少し重ねて円筒にする。
動かないように粘着シートで全体を止めるか、
透明の筒の中に入れてみよう。
ブラックウォール
壁がないのに仕切られているように見えるんだ。
鉛筆やビー玉を入れてみると、
壁を筒抜けるよ。
次回は、偏光板光マジック2の、カラフルな世界です。