三陸の海     金子剣一郎さん投稿


三陸の海

                  金子剣一郎

 

またまた久々の投稿になってしまいました。

今年は1月に宮城県の南三陸の海へお手伝いに行ってきました。

所沢で店を出す前に勤めていたダイビングサービスのお手伝いです。

今回はその時に出会った生物をご紹介します。

 

まずは「ダンゴウオ」です。

海族のロゴマークにも使っている魚です。

伊豆でも年末から初夏くらいまで観察できますが、南三陸では1年を通して観察できます。

個人的な感覚ですが、南三陸の方が、色が綺麗でかわいい気がします。(笑)

 

2匹目は「オコゼカジカ」です。

写真のように岩礁域にいて、岩にぺた~と体をくっつけて擬態しています。

横の黄色い海面と一緒になっていてわかりにくいですよね。
ヒレが大きくて、可愛い魚です。

この魚は眼が特徴的です。

 

眼球の外側にラメが入っているようにキラキラしているんです。

実際には、どんな風に見えているのか、実に気になるところです。

 

最後は「クチバシカジカ」です。

このクチバシカジカは、日本国内では三陸沿岸の海でしか観察できません。

頭でっかちの二頭身の可愛らしい魚です。

泳ぎが下手で、胸鰭を使ってチョコチョコとおもちゃの様に進むんです。

写真の頭の左側の白い小さな球体の物はクチバシカジカの卵塊です。

この時期に抱卵(卵を守っている)している姿を観察することができます。

 

久々に潜った南三陸の海、懐かしい生物たちに出会うことができ、とても嬉しく、そして海の生物たちの力強さを感じました。

また潜りに行きたい海です。

 

 

埼玉ダイビングセンター 海族

潜長 金子剣一郎

http://www.kaizokxdive.com

ハワイのパワースポット    吉野栄子さん投稿


ハワイのパワースポット

                       吉野栄子

ハワイはみなさんがご存知の通り、中部太平洋に浮かぶ火山列島です。

最近は気軽に体験できたりダイエットにいいと行ってフラダンスも大人気ですよね。

もともとフラダンスは神話を表現する神聖なものなんです。

ペレの椅子というハワイで一番の人気パワースポットへ行ってきました。

ハワイにはたくさんの神話と伝説があります。
今回は、ハワイにまつわる神話から「火の神 ペレ」に関することを書きたいと思います。

「ペレの椅子」と聞いて、あのサッカーの王様を思い浮かべますよね。私もそうだった。でも違うんです。

ハワイでは火の女神のことを言います。そしてこの「ペレの椅子」がハワイで一番有名なパワースポットです。

ハワイの神話によると…

 火の神であるペレがハワイを造ったと言われています。ハワイには8つの島がありますが、

ペレがオアフ島を造ったあと、一息つくために腰掛けた椅子と言われています。

ペレの椅子を目指して20分ほど歩いてみました。

目指すは「ペレの椅子」だけど、先が見えず、本当にこの道でいいのかな? と不安に思いながら

進んで行きました。家族連れもいたから、きっとこの道でつくに違いないだろうと。

 

ここを抜けると目に入ってきたのはプライベートビーチみたいな「アランデイビスビーチ」。

誰にも邪魔されないでここでのんびりしたいな〜という気持ちにさせます。

ペレの椅子に近づいてきました。

人によってはもうガンガンに気を感じるらしいんですけど、私は鈍感なのか何も感じなかったんです。

 

この辺りから見ると椅子の形に見えるでしょう?

ペレの椅子のパワーとは

「ペレの椅子」のパワーはとっても強力で、特に金運、仕事運に強いそうです。

でも、恋愛運に関しては…

ペレはとっても嫉妬深い女神だそうで恋愛に関しては成就しないみたいです。

また、美しく情熱的だけど気の荒い女性で、嫉妬や怒りから人々を焼き尽くすとして恐れられていたとか。

そして、こんな諸説があります。

  「あまりにも美しく、出会うすべての男を魅了してしまう」

  「あまりにも身勝手で、思い通りにならないと、すぐに火山の怒りを爆破させる」

  「あまりにも負けず嫌いで、強い相手にもひるまず、弱い相手にも容赦しない」

とっても強い女像ですね。

近くに寄ってみると椅子の形とはちょっと違って見えます。

ちょうど晴れ間が出たところで、金運を願いました。

道を間違ってしまったようで、この位置からは登っていくことができなかったのが残念。

ハワイは常夏のようで、いちおう雨季があるんです。今年の雨季はとても長くて10月から3月にかけて

洪水注意報が何度も発令されたりと不安定でした。この日も晴れたかと思うと風が吹いて雨になったりと不安定でした。

強い風が吹いたかと思うと、急に晴れ間が出ました!!

願い事は石に向かって敬意を払って。

注意したいのは、 ここの溶岩のかけらを持ち帰ると、ペレの逆燐に触れてしまうらしい。

実は私、ビーチの溶岩をいくつか持ち帰ってしまいました。

後からそう聞いて、自分にはペレの椅子の真下の溶岩じゃなくて、

ビーチの溶岩だから大丈夫かな? って自分に言い聞かせましたけど。

今のところ大丈夫そうです。

ハワイはパワースポットがたくさんある神秘的な島々

ハワイには運気が上がるパワースポットがワイキキはじめとにかくたくさんあります。

海と山、波と火山、自然と共存するポリネシアンの文化が根付いていて、

すべてに「マナ」が宿っているそうです。マナとは目に見えない超自然のエネルギーで

神聖な霊力のことです。

今回の「ペレの椅子」から始まって、機会があったらパワースポット巡りをしたいと思っています。

 

紅白カラーのお魚
  金子剣一郎さん投稿


2018年 1回            

久々の投稿になってしまいました。

気が付けば、2018年になり、1月も中旬過ぎです。

時間が過ぎるのはあっという間ですね。

 

今年も水中世界の様子をお伝えしていければと思います。

よろしくお願いいたします。

 

新年になり1回目ということで、めでたい紅白カラーのお魚を紹介します。

クダゴンベというお魚です。

少し深めの深度にいる魚です。写真は水深24m付近で撮影したものです。

チェック柄のおしゃれな魚で、ダイバーに大人気の魚です。

背びれの先っぽがふさふさしているのもこの種の特徴です。

仲間のオキゴンベの写真の方がわかりやすいので、ご覧ください。

 

 

かわいいですよね~。

こちらは体色がオレンジ色で、とてもいい被写体です。

伊豆辺りでは普通種なので、よく観察することができます。

 

埼玉ダイビングセンター 海族

http://www.kaizokxdive.com

sensui-honpo@kaizokxdive.com

金子 剣一郎

ダイビング ベストシーズン
金子剣一郎さん投稿


 

ダイビング ベストシーズン
   ~いろんな生物の繁殖期~

あっという間に夏が終わり、秋になって、久々の投稿です。

ダイビングといえば、
「夏」の遊びというイメージが一般的だと思います。
実際、一番忙しい季節で、なかなか投稿することができませんでした。

しかし、実はダイビングを本格的にやっている人は、みんな「秋」を楽しみにしています。

それは水温が一番高い時期で、陸上も気候が良いので、ダイビングに最適なのです。

生物も賑やかですし、水中の透明度も上がるんです♪

 

生態シーンも楽しい季節なので、その一部をご紹介します。

前回のアオリイカの産卵に続いて、産卵ネタです。
まずはイカからの流れなので、マダコの放卵です。

マダコはタコつぼや岩のクラック(裂け目)のような空間で産卵して卵塊を守ります。卵塊は房状になっていて、天井からぶら下がるように産み付けられます。よく見ると産み付けられえた時期によって成熟度が違います。うっすら眼がわかるもの、しっかり眼が出ているもの、まだ真っ白なものもあります。

 

ソラスズメダイの卵保護

                      ソラスズメダイの卵保護

成魚のサイズは2~3cmくらいの小型の魚です。岩の隙間などに卵を産み付けます。オスが卵を守ります。つまり、イクメンということです。(笑)

この写真ですと天井の部分に産み付けられています。口やヒレでお世話をします。

 

続いて、ガラスハゼの卵保護です。

 

                     ガラスハゼの卵保護

親の後ろの方に透明の粒粒状のものが、卵です。卵を守っているんですが、ダイバーが近づいて写真を撮ろうとするとチョロチョロと逃げ回るんです。

 

今年、一番テンションが上がったクマノミの卵です。オレンジでとても綺麗な卵なんです。

 

                         クマノミの卵

オスとメスの2匹で卵を守ります。写真は口で世話をしているところです。献身的に卵の世話をしている姿は感動ものです。

今回紹介したのは、秋の水中の一部です。

群れも凄いですし、他にもいろんな生物の幼魚が見られたりと
賑やかな季節です。

何本潜っても潜り足りません。(笑)

 

埼玉ダイビングセンター 海族

http://www.kaizokxdive.com
sensui-honpo@kaizokxdive.com

金子 剣一郎

なんてきれいな海の中・・・夢心地です。
卵を守るって・・・スゴイね。金子さん5回目の投稿も
美しい写真をありがとうございました!

 

 

アオリイカの産卵   金子剣一郎さん投稿


「アオリイカの産卵」

梅雨入りして、いよいよ夏が直前!

海も賑やかになってくる季節です。

この時期、体験ダイビングや夏休みに向けてダイバーになる方が
増えてくる季節で海辺は賑わい始めます。

そんな時期の水中は?というと、こちらも同様に生物たちが
賑わってきます。

これから夏に向けて、色々な生物の繁殖期を迎えるからです。

 

ちょうど今の時期に観察できるのが、「アオリイカの産卵」です。

ダイビングポイントにアオリイカが卵塊を産み付けるための産卵床を沈めておいて、そこへ産卵に来るアオリイカの産卵の様子を観察できます。

    

産卵床へオスとメスのペアで近づいてきます。

オスはメスをエスコートするようにメスのそばを離れず、ダイバーや外敵に気が付くと間に入ってメスを守ります。男性として見習わなければなりません。(笑)

 

 産卵床の周りを泳ぎながら、卵塊を産み付けることを探します。

そして、産み付けるところが決まるとメスだけが産卵床の
中へ入っていって、房状の卵塊を産み付けます。
オスは、その間も周りを警戒するように中層で見張り役。

 

 この白い房がアオリイカの卵塊です。

1つの房の中にいくつもの卵が入っています。この中で成長して稚イカになります。

上に乗っているウツボは卵塊を狙っているのではなく、
親の方を狙っているそうです。
弱肉強食の自然界、生きていくためにみんな必死です。

 こんなシーンを実は間近で見られるんです!

  

 写真を撮っているのはプロの写真家さんではなく、
一般ダイバーのお客さんです。

ダイビングをしっかり練習すれば、
間近でこんなに凄い自然の生態シーンを観察することも撮影する
ことも出来ちゃいます!
それがダイビングの魅力の一つでもあるんです。

このブログで海やダイビングに興味を持たれた方がいらっしゃったら、この夏にダイビングにチャレンジしてみてください!(夏じゃなくても、いつでも潜れるのですが。笑)

近くのダイビングショップに気軽に問い合わせをしてみてくださいね!!

直接、僕にご連絡いただいてもOKです。
「このブログを見た」と一文入れてください。

 

埼玉ダイビングセンター 海族

http://www.kaizokxdive.com

sensui-honpo@kaizokxdive.com

金子 剣一郎

 

 

みんなの広場

アオリイカの卵塊、すごいですね―――。
潜ってみたいな――!

体力のある方…ぜひ、この夏、挑戦しては?
すぐ「海族」に連絡しよう!

 

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    PROFILE
    金本佐紀子
    とにかく親子でサイエンス 代表
    京都大学農学部卒(農業学士)。
    香川大学付属中学校勤務を経て埼玉県公立中学校にて32年間教鞭をとる。2011年退職。
    日本女子大学家政学研究科通信教育課程家政学専攻(学校教育領域)修了(家政学修士)。
    日本女子大学教職教育開発センター客員研究員。
    東京女学館大学専任講師。
    [ 現職 ]
    » 多摩大学専任講師
    [ 社会貢献 ]
    » 埼玉県ネットアドバイザー(2010年~2014年)
    » 入間市健康福祉センター運営委員(2011年~2015年)
    [ 資格 ]
    » 健康管理士 一般指導員
    » 親業訓練協会インストラクター
    [ 所属学会 ]
    » 日本教育制度学会
    » 日本スクール・コンプライアンス学会
    » 日本理科教育学会
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