ダイビング ベストシーズン
金子剣一郎さん投稿


 

ダイビング ベストシーズン
   ~いろんな生物の繁殖期~

あっという間に夏が終わり、秋になって、久々の投稿です。

ダイビングといえば、
「夏」の遊びというイメージが一般的だと思います。
実際、一番忙しい季節で、なかなか投稿することができませんでした。

しかし、実はダイビングを本格的にやっている人は、みんな「秋」を楽しみにしています。

それは水温が一番高い時期で、陸上も気候が良いので、ダイビングに最適なのです。

生物も賑やかですし、水中の透明度も上がるんです♪

 

生態シーンも楽しい季節なので、その一部をご紹介します。

前回のアオリイカの産卵に続いて、産卵ネタです。
まずはイカからの流れなので、マダコの放卵です。

マダコはタコつぼや岩のクラック(裂け目)のような空間で産卵して卵塊を守ります。卵塊は房状になっていて、天井からぶら下がるように産み付けられます。よく見ると産み付けられえた時期によって成熟度が違います。うっすら眼がわかるもの、しっかり眼が出ているもの、まだ真っ白なものもあります。

 

ソラスズメダイの卵保護

                      ソラスズメダイの卵保護

成魚のサイズは2~3cmくらいの小型の魚です。岩の隙間などに卵を産み付けます。オスが卵を守ります。つまり、イクメンということです。(笑)

この写真ですと天井の部分に産み付けられています。口やヒレでお世話をします。

 

続いて、ガラスハゼの卵保護です。

 

                     ガラスハゼの卵保護

親の後ろの方に透明の粒粒状のものが、卵です。卵を守っているんですが、ダイバーが近づいて写真を撮ろうとするとチョロチョロと逃げ回るんです。

 

今年、一番テンションが上がったクマノミの卵です。オレンジでとても綺麗な卵なんです。

 

                         クマノミの卵

オスとメスの2匹で卵を守ります。写真は口で世話をしているところです。献身的に卵の世話をしている姿は感動ものです。

今回紹介したのは、秋の水中の一部です。

群れも凄いですし、他にもいろんな生物の幼魚が見られたりと
賑やかな季節です。

何本潜っても潜り足りません。(笑)

 

埼玉ダイビングセンター 海族

http://www.kaizokxdive.com
sensui-honpo@kaizokxdive.com

金子 剣一郎

なんてきれいな海の中・・・夢心地です。
卵を守るって・・・スゴイね。金子さん5回目の投稿も
美しい写真をありがとうございました!

 

 

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    PROFILE
    金本佐紀子
    とにかく親子でサイエンス 代表
    京都大学農学部卒(農業学士)。
    香川大学付属中学校勤務を経て埼玉県公立中学校にて32年間教鞭をとる。2011年退職。
    日本女子大学家政学研究科通信教育課程家政学専攻(学校教育領域)修了(家政学修士)。
    日本女子大学教職教育開発センター客員研究員。
    東京女学館大学専任講師。
    [ 現職 ]
    » 多摩大学専任講師
    [ 社会貢献 ]
    » 埼玉県ネットアドバイザー(2010年~2014年)
    » 入間市健康福祉センター運営委員(2011年~2015年)
    [ 資格 ]
    » 健康管理士 一般指導員
    » 親業訓練協会インストラクター
    [ 所属学会 ]
    » 日本教育制度学会
    » 日本スクール・コンプライアンス学会
    » 日本理科教育学会
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