真綿と綿の違いは?   寺田勉さん投稿


問題です。
真綿と綿のちがいは?

 口県 防府市青少年科学館ソラール館長 寺田 勉 

 

1綿

 かいこが桑の葉を食べています。

両方、ソラールで採れました。

 

2綿

 まゆだま・真綿(左)と綿(右)

 

さて、答えです。

■綿=植物の綿花から取れる繊維。木綿・コットンのこと。

■真綿=動物のカイコガの繭の繊維。絹・シルクのこと。

■日本では昔から「中につまったもの」を「わた」と呼びました。  
 例えば「魚のはらわた」「はらわたが煮えくり返る」など。

■昔、布団につめるもの=わたは、「絹のくず」を入れていたそうです。
戦国時代からは、つめものが変わって、
普及しはじめた「植物の綿」に変わったそうです。

■その変わった時に、区別をするために、以前の絹を「真綿」、
植物の綿をそのまま「綿」と呼ぶようになったそうな・・・。

3綿

  コットンボール

■さて植物の綿(わた)は、食べるオクラと同じアオイの仲間で、
ハイビスカス、ムクゲ、フヨウ、タチアオイ、ケナフも同じ仲間。 

綿がはじけた姿(コットンボール)は、
ユニークで切り花やドライフラワーとして人気だそうです。

■一方のカイコについて ソラールでは、
毎年恒例で、夏休みの40日間で「卵から卵までの蚕の一生」を
生態展示しています。
ことしは新企画で、
幼虫が3D立体空間に内側にマユを作るための外枠づくりを
擬似体験してもらう写真のような構想をたてています。

綿4
さてうまくいきますか、
この報告は、次回といたしましょう。

 

みんなの広場

 コットンボールはお花屋さんで見かけるようになりました。
おしゃれな生け花に使われているようです。
かいこの餌になる桑の木の枝は、しなって強い!

綿と真綿を一度に見れるなんて、さすがですね。

ソラールのHPはこちら!
http://www.solar-hofu.sakura.ne.jp/

コットンシード 吉野栄子さん投稿


コットンシード
 
5月も終わりに近くなった今、
シアトルは州花であるシャクナゲの花も散り始め、
これからはシャクヤクにスイッチします。
 
シアトルダウンタウンのパイクプレイスマーケットでは
シャクヤクの花でいっぱいです。
 
気温は朝晩は15度前後、日中は22度くらいでしょうか。
日が延びて夜8時半でも明るいシアトルです。
 
シアトル1
ダウンタウンからちょっと離れた所では、
ひっきりなしに白い虫?ほこり?なる物体が風に舞っています。
 
運転しているとフロントミラーに降り掛かってくるようです。
 
ランニングしている人に言わせると、口に飛び込んでくるそうです。
もしかしてケセランパサラン? 
 
木漏れ日の下で舞っている中を歩いてみるととても幻想的です。
 
 
 
 
シアトル2
 
​目を凝らしてみないと見えませんが小さい白い綿毛のような種が
たくさん舞っています。手で掴もうとしても逃げ足が速くてできません。
 
こうやって子孫を残していくんですね。
 
私の友人ウェンディに聞いてみました。
 
コットンのような種が飛んでいるけどなんでしょう?と。
 
まさにコットンシードと呼ぶそうですが何の種かは彼女も知らないそうです。
 
今も窓の外を見てみると、たくさんのコットンシードが舞っています。
道の隅に固まっているのを見つけて葉に乗せてみました。
 
シアトル4
 葉と種は関係ありません
webで似たような種を探してみました。
もしかしてオノエヤナギ?
Eiko Yoshino (吉野 栄子)
 
 

みんなの広場

栄子さん、幻想的ですね。
オノエヤナギ・・・・すいません、知識がありません。
北京のヤナギと同じなのでしょうか?…植物で世界を見るのも面白いですね。

こんな光景、ほかでも見られるのでしょうか?

地球の歴史を肌で感じる !






西村恵さん投稿


地球の歴史を肌で感じる

~タービダイト層~

 写真1

そびえ立つタービダイト、室戸岬

迫力ありますねー!美しいですね!不思議でしょう、この、岩!

 このようなミルフィーユのように層になっている岩のことを
タービダイト」と言います。

地震などがきっかけで地滑りが起きた時に、
海底に溜まった砂の層と泥の層が交互に重なって、
このような縞模様になっています。

今目にしている層は、何千年も前に海底で出来たもので、
層が出来た後、地震などの力によって更に回転して垂直に立っています。

 

写真3

 吉良川の黒耳海岸

高知県室戸市には、このような岩を間近で見ることが出来る場所が
いくつもあります。
見るだけではなく、触ることも、登ることもできちゃいます。

私も、室戸岬に遊びに行くと、登って、景色を見たり、層を観察したり、
上で寝そべったり、たまにおやつを食べたりお茶を飲んだりして楽しみます。
(これらの岩にどれだけの負荷がかかったか考えると
少し恐ろしくはなりますが。)

 

日本は、地震がとても多いところですが、
これほど、海底で起こってきた(そして起こり続けている)
地球の活動を間近で見ることが出来る場所は珍しいそうですよ。
室戸周辺の海底は1000年に1~2m隆起しているそうで、
隆起のスピードが速いらしいです。

 写真4 (1)

「最も新しい大地」室戸岬

こちらは、ここ100~150年の間に起きた地震活動によって
隆起して出来た比較的新しい大地だそうです。
この部分が、これから何千年も先には、
下の写真に写っている台地(緑に覆われた山の部分)のように
高くなっていくのでしょうか?

 

写真5

 室戸岬

 

他にも面白い岩があるので、また紹介しますね。

高知県室戸市在住、西村恵

みんなの広場

すごい迫力ですね。

地層の隆起・しゅう曲がみごと!
地球の鼓動を感じる風景ですね。

西村恵さん、これからも室戸便りをよろしくお願いいたします。

 

 

初夏から夏へ 神岡裕介さん投稿


「初夏から夏へ!!」

 

本日は、近所の小山台遺跡公園(東久留米市小山1-10)に散策に向かいました。
ここは縄文時代の住居あとがあり、黒目川の河岸段丘にあり、水辺に住まう縄文人の気持ちになれます。
夜は、以外と夜景がきれいですよ。

ここは、雑木林が残っており、この時期になると昆虫ハンターたちが、早朝と夕方に多く現れます。
密かに私も狙っており、先週今年初のコクワガタを採集しました。
木の場所は、秘密(笑)ですがこんな感じです。

 

樹液に集まる昆虫たち

樹液に集まる昆虫たち

 

 カブトムシ、コクワガタ、カマキリ、ハナムグリ、スズメバチ
・・・昆虫たちの生態系を垣間みられます。

 ただし、ここにも外来種が1種類います。
アカボシゴマダラです。チョウです。
中国から日本に持ち込まれ、増え続けています。
ゴマダラチョウ等と同じ生態的地位を共有する時があるの、競合による減少が心配です。

 むやみやたらと、生き物の移動はよくないですね。

 

今日は、気分を変えて、爬虫類の採集もしてみました。
その辺に転がっている石やブロックをひっくり返すと、います。
ニホントカゲです。この季節は幼体を多くみます。
しっぽの色が青いのが特徴です。

 

採集した、二ホントカゲ

採集した、二ホントカゲ

 

最高!

最高!

 

本当に触った質感が最高です。
ちなみに捕まえただけで、すぐ逃がしました。

今日も、色々な生き物に出会いしました。

身近にある、保全されている雑木林は、季節の移ろいや、
好奇心、好奇心によるケガ、様々な感情を育んでくれると本気で思います。

そんな自然をうまく活用し、人間活動に励みたいと感じた日曜の夜でした。

 

また、投稿させていただきます。

神岡裕介

 

いよいよ夏に移行!!!  神岡裕介さん投稿


「いよいよ夏に移行!!!」

  2015年の立夏(春分と夏至の中間)は、本日5月6日4時53分!

先日、狭山丘陵にある野山北・六道山公園内にある古民家へ遊びにいきました。
日本家屋の風が通り抜ける感じは、日本人の四季を感じとるセンスの賜物ですかね!?
昆虫には、あまり興味をもっていませんでしたが、カマキリの赤ちゃんを発見しました。

カマキリの赤ちゃん

カマキリの赤ちゃん

カマキリは、生きたものしか食べないので、餌資源が多くあるこの環境では立派なカマキリになるでしょうね。

この公園は、生き物を採集してもいいので、ザリガニやドジョウ、ホトケドジョウ等がみられます。

でも、採集した生き物は、他の場所に逃がさず、また公園にもどしてね!というポスターもありました。

生物多様性の意味深さを感じました。

 

今の時期は、生命が力強く活動している時期です。
色々な発見もあると思いますので、是非外で遊び回りたいものですね(マムシなどには気をつけましょう)。

神岡裕介

 みんなの広場

自然環境が守られている場所は貴重ですね。
以前、白花タンポポを見つけたのも、この近くでした。

 神岡裕介さん、川や魚の投稿もお待ちしています。

狭山湖周辺の地図

 狭山湖周辺の地図

 

 

 

 

 

⇑ ページ上に戻る

ブログを検索!!

  • 最近の投稿

    月別アーカイブ

  • カテゴリーで探す▼

    PROFILE
    金本佐紀子
    とにかく親子でサイエンス 代表
    京都大学農学部卒(農業学士)。
    香川大学付属中学校勤務を経て埼玉県公立中学校にて32年間教鞭をとる。2011年退職。
    日本女子大学家政学研究科通信教育課程家政学専攻(学校教育領域)修了(家政学修士)。
    日本女子大学教職教育開発センター客員研究員。
    東京女学館大学専任講師。
    [ 現職 ]
    » 多摩大学専任講師
    [ 社会貢献 ]
    » 埼玉県ネットアドバイザー(2010年~2014年)
    » 入間市健康福祉センター運営委員(2011年~2015年)
    [ 資格 ]
    » 健康管理士 一般指導員
    » 親業訓練協会インストラクター
    [ 所属学会 ]
    » 日本教育制度学会
    » 日本スクール・コンプライアンス学会
    » 日本理科教育学会
    © kanemotosakiko Since2012 All Right Reserved.