地球の歴史を肌で感じる
~タービダイト層~
そびえ立つタービダイト、室戸岬
迫力ありますねー!美しいですね!不思議でしょう、この、岩!
このようなミルフィーユのように層になっている岩のことを
「タービダイト」と言います。
地震などがきっかけで地滑りが起きた時に、
海底に溜まった砂の層と泥の層が交互に重なって、
このような縞模様になっています。
今目にしている層は、何千年も前に海底で出来たもので、
層が出来た後、地震などの力によって更に回転して垂直に立っています。
吉良川の黒耳海岸
高知県室戸市には、このような岩を間近で見ることが出来る場所が
いくつもあります。
見るだけではなく、触ることも、登ることもできちゃいます。
私も、室戸岬に遊びに行くと、登って、景色を見たり、層を観察したり、
上で寝そべったり、たまにおやつを食べたりお茶を飲んだりして楽しみます。
(これらの岩にどれだけの負荷がかかったか考えると
少し恐ろしくはなりますが。)
日本は、地震がとても多いところですが、
これほど、海底で起こってきた(そして起こり続けている)
地球の活動を間近で見ることが出来る場所は珍しいそうですよ。
室戸周辺の海底は1000年に1~2m隆起しているそうで、
隆起のスピードが速いらしいです。
「最も新しい大地」室戸岬
こちらは、ここ100~150年の間に起きた地震活動によって
隆起して出来た比較的新しい大地だそうです。
この部分が、これから何千年も先には、
下の写真に写っている台地(緑に覆われた山の部分)のように
高くなっていくのでしょうか?
室戸岬
他にも面白い岩があるので、また紹介しますね。
高知県室戸市在住、西村恵
みんなの広場
すごい迫力ですね。
地層の隆起・しゅう曲がみごと!
地球の鼓動を感じる風景ですね。
西村恵さん、これからも室戸便りをよろしくお願いいたします。
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