スカンクキャベッジ
4月のシアトル(Northwest)は、まだ雨の多い季節です。

シアトルは北海道より高緯度で、
南樺太とほぼ同じ緯度にあります。
海流の関係か穏やかな気候に恵まれて雪が降ることは
珍しく、台風もありません。
ただし、冬は雨が多く傘のマークがお土産のシンボルになるほどです。
シアトル=雨です。
その雨のお陰で豊かな水源と緑が多くevergreenとも言われています。
そして、3月の桜の開花から始まり
モクレン、シャクナゲ(ワシントン州の州花)、リラなどの木々の花々が
咲き乱れます。
また、近郊には湿地や林などもたくさんあり多くの植物が群生しています。
今日、紹介するのは・・・黄色い水芭蕉です。
同じサトイモ科ですがアルム属で、こちらの湿地ではよく目にします。
アメリカ水芭蕉とも言われているようですが、
名前は「スカンクキャベッジ」
その名の通り、臭うそうです。
また、開花する時に発熱がおこり約25度まで上昇するそうです。
そのため周囲の雪を溶かし、いち早く顔を出し、
この臭いと熱で寒い時期には数少ない昆虫をおびき寄せ、
受粉の確率を上げているそうです。
余談ですが・・・実はこの「スカンクキャベッジ」は
エルマーの冒険に出てくる竜の好物なんですね。
Eiko Yoshino (吉野 栄子)
みんなの広場
吉野さん、シアトルからありがとう。
これからも、どんどん投稿してね。
スカンクキャベッジは、日本ではキバナミズバショウ,コガネミズバショウと呼ばれ、
大変珍しいそうです。
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