知床流氷ダイビング2

金子剣一郎さん投稿


知床流氷ダイビング~その2~

流氷下の生物たち

                              金子剣一郎       

  気温も上がり、過ごしやすい季節になりました。

暖かくなったのに、また寒~いところの話をするのは申し訳ないのですが、

流氷ダイビングの続きです。

(投稿に間が空いてしまってスイマセン…)

先月の初めに行った流氷の下で生きている生物をご紹介します。

 

水温は―2℃、「そんなところで生きている生物なんているの??」

多くの人が、そう思っているかと思います。

流氷の下で誰もが知っている生物といえば、

そう!クリオネです。「流氷の天使」なんて呼ばれ方もしています。

水中を踊るように泳ぐ姿は、とても可愛らしい!

 クリオネ

 

クリオネ以外にもたくさんの生物が流氷の下に生息しています。

 

クサウオ

オタマジャクシようなクサウオの仲間

 

カジカの仲間

北の海にはカジカの仲間が多いんです。

キタユウレイクラゲ

氷の下にもクラゲもいます。

 

カニの仲間

甲殻類(エビカニの仲間)もたくさんいます。

 

イソギンチャク

花火のように鮮やかなイソギンチャクの仲間

 

ホテイウオ

今回、一番うれしかったのが、このホテイウオです。

流氷の下で見たのは初めて。僕が好きなダンゴウオの仲間です。

 

地域によって生息する生物は違います。

北の海に生息する生物は冷たい水温に適応しているので、水温が低いところでしか生息できません。

沖縄には熱帯の魚、伊豆には温帯の魚、北海道には寒帯の魚が生息しており、その場所でしか観察できません。

そんな生息域、生息環境とともに生物を観察するのもダイビングの醍醐味です。

日本の海はいろんな生物が見られる最高の国です!!

 

みんなの広場

いろいろな生物がみられるのですね。
綺麗ですね―――!クラゲは幻想的ですね。

 

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    PROFILE
    金本佐紀子
    とにかく親子でサイエンス 代表
    京都大学農学部卒(農業学士)。
    香川大学付属中学校勤務を経て埼玉県公立中学校にて32年間教鞭をとる。2011年退職。
    日本女子大学家政学研究科通信教育課程家政学専攻(学校教育領域)修了(家政学修士)。
    日本女子大学教職教育開発センター客員研究員。
    東京女学館大学専任講師。
    [ 現職 ]
    » 多摩大学専任講師
    [ 社会貢献 ]
    » 埼玉県ネットアドバイザー(2010年~2014年)
    » 入間市健康福祉センター運営委員(2011年~2015年)
    [ 資格 ]
    » 健康管理士 一般指導員
    » 親業訓練協会インストラクター
    [ 所属学会 ]
    » 日本教育制度学会
    » 日本スクール・コンプライアンス学会
    » 日本理科教育学会
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