大きい土かべとマイ土かべ
日本のすばらしい伝統技術「漆喰(しっくい)の土かべ」を作りました。
大きい土かべは、中のしん作りから・・・・
マイ土かべは2回も塗りました。次回は、さらに塗っていきます。
作業の経過
①板のすき間にテープを張ります。
② しっくい塗りです。
しっくいの材料は、石灰,麻すわ,角又つのまた(海藻)です。
塗っている途中にすごくいい匂いがしました。
「海の匂いがする」と声が上がっていました。海藻の匂いなんですね。
③土を塗ります。
なかなか難しいけど、できた時は最高の笑顔!
この土は、川越の土です。
昔、大洪水があったときにたまった土にわらを練りこみ1年以上おいて、発酵(はっこう)させたものです。
次回は、上塗りです。
2週間、乾かしますよーーーー!
一口メモ
火に強い漆喰(しっくい)
漆喰(しっくい)は火に強くて、燃えにくいです。
河西さんが、バーナーの火を近づけ、新建材との違いを見せてくれました。
実際に参加者もやってみましたが、あまりの違いに「おー」と大人から大きな声が上がっていました。
焦げる新建材…漆喰は色は変わるが、燃えない!
「おー!」
材料の角又(つのまた)について
安土・桃山以前には漆喰用糊材は米粥等のでんぷん質を主体とした高価な物が使用されていました。江戸時代になって角又(海藻)などの煮沸液を漆喰に糊として用いる方法が開発され、それによって漆喰仕上げが広く広まっていきました。
現在では角又糊を粉体にしたものがに用いられていますが、昭和30年代までは、角又(銀杏草)を2年以上乾燥させた品を弱火で煮炊きして作っていました。
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