防府市青少年科学館ソラール 寺田 勉
ソラールでは、毎年夏休み40日間を利用して
「カイコの観察・卵から卵まで」のコーナーを設けています。
きっかけは、
金子みすゞの詩「不思議」の下記の一節です。
桑の葉やカイコの成長を子どもたちに見せたいと思いました。
============
私は不思議でたまらない、
青い桑の葉たべている、
蚕が白くなることが。
============
カイコは「卵、幼虫、さなぎ、カイコガ」の
4つの違ったすがたに成長する昆虫です。(完全変態)
小学校3年生は「モンシロチョウの生活」を学校で勉強します。
ソラールのカイコのコーナーでは
親子からおじいちゃん、おばあちゃんまで
「カイコ談義」が展開されて楽しいです。
ネットで「カイコ飼育セット」は購入できます。
桑の葉の餌付きですので桑の木が近くになくても大丈夫です。
「真綿と綿の違いや由来」も別表のとおりでおもしろいです。
私の作った動画もみてください。
さて、みすゞの詩「不思議」の最後の一節は下記のようです。
=============
私は不思議でたまらない、
誰にきいても笑ってて、
あたりまえだ、ということが。
==============
「不思議」と思う感性をなくした大人になってはいけませんよ・・・・。
みんなの広場
一編の詩から生まれたイベントだったのですね。
動画に見入ってしまいました。
「不思議」という感性を大切にしたいものです。
Powered by Facebook Comments