春の訪れ ヒヤシンス
大竹英里子
小学校では、一人一鉢で植物を育てるのが一般的です。
1年生になると、アサガオの種をまき、花を育てます。
花が咲き終わると、好きな球根を選び、育てます。
しかし、植木鉢では根っこの様子が分かりません。
「先生、花が咲いたよ!」
と、子ども達が教えてくれます。
ヒヤシンスの花が咲きました。
水栽培をすると、根っこの様子がよく分かります。
でも、最近の学校では、あまり水栽培をしません。
だから、高学年でも、根っこの様子を知らない子も中にはいるようです。
廊下を通る時、立ち止まって見る子もいます。
花が咲いたことを他学年の子も教えてくれます。
植木鉢で育てているヒヤシンスの花は、まだ咲きません。
10月頃から栽培し、2月に花が咲きました。
水栽培は、北側廊下の窓のそばに置きました。
植木鉢は、外においてあるものです。
ヒヤシンスは、地中海東部沿岸からイラン付近の原産です。
日本には1863年に渡来しました。
名前は、ギリシャ神話の美青年ヒュアキントスに由来します。
みんなの広場
植物の体を支える根を観察することのできる
貴重な学習体験のレポートをありがとうございます。
水の中だとこんなに長い根が出てくるのですね――。
白い根が土の中も、ぐんぐん押して伸びていく様子が想像できます。
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