酵母は目に見える!?
こんにちは!
パン教室れもん 和泉令⼦です。
今日は酵母が起きる様子をご紹介します。
春になると「いちご酵⺟」を起こします。ちょうど暖かくなり、酵⺟が起きやすくなります。
新鮮ないちごをさっと水で洗って、清潔な瓶に入れ、
水を入れて軽く蓋をし、あとはそのまま…ひたすら待ちます。
2⽇⽬
少し水がピンク色に。
3⽇⽬
いちごの色が抜けて白っぽくなり、水は赤くなっています。
4〜5⽇⽬
ぶくぶく泡立ちました。
蓋をあけると「しゅわしゅわ・・・」弾ける音がします。
おや?瓶の底に・・・白いものが沈殿しています。
これが「酵⺟」です!
酵母は目で見える微生物です。
いちご酵母液と、小麦粉を混ぜてパンを作ります。
捏ねている時からいちごの香りが漂います。
ほのかにピンク⾊のパンが焼けました。
自然の力、発酵の力…すごいなと思いながら
「いただきまーす‼ 」
みんなの広場
すごー!天然酵母!みなさん、チャレンジしませんか?
来る7月1日、入間市で和泉さんご指導の「天然酵母使用のフォカッチャ」つくりがあります。お申し込みは、6月12日から入間市青少年活動センターへ直接お申し込みのほどお願いいたします!団体名は「とにかく親子でサイエンス」ですよ!
知床流氷ダイビング~その2~
流氷下の生物たち
金子剣一郎
気温も上がり、過ごしやすい季節になりました。
暖かくなったのに、また寒~いところの話をするのは申し訳ないのですが、
流氷ダイビングの続きです。
(投稿に間が空いてしまってスイマセン…)
先月の初めに行った流氷の下で生きている生物をご紹介します。
水温は―2℃、「そんなところで生きている生物なんているの??」
多くの人が、そう思っているかと思います。
流氷の下で誰もが知っている生物といえば、
そう!クリオネです。「流氷の天使」なんて呼ばれ方もしています。
水中を踊るように泳ぐ姿は、とても可愛らしい!
クリオネ
クリオネ以外にもたくさんの生物が流氷の下に生息しています。
クサウオ
オタマジャクシようなクサウオの仲間
カジカの仲間
北の海にはカジカの仲間が多いんです。
キタユウレイクラゲ
氷の下にもクラゲもいます。
カニの仲間
甲殻類(エビカニの仲間)もたくさんいます。
イソギンチャク
花火のように鮮やかなイソギンチャクの仲間
ホテイウオ
今回、一番うれしかったのが、このホテイウオです。
流氷の下で見たのは初めて。僕が好きなダンゴウオの仲間です。
地域によって生息する生物は違います。
北の海に生息する生物は冷たい水温に適応しているので、水温が低いところでしか生息できません。
沖縄には熱帯の魚、伊豆には温帯の魚、北海道には寒帯の魚が生息しており、その場所でしか観察できません。
そんな生息域、生息環境とともに生物を観察するのもダイビングの醍醐味です。
日本の海はいろんな生物が見られる最高の国です!!
みんなの広場
いろいろな生物がみられるのですね。
綺麗ですね―――!クラゲは幻想的ですね。
知床流氷アイスダイビング(その1)
金子剣一郎
皆さん、こんにちは!
水中世界より海族 潜長がお届けします。
今年も知床半島へ流氷アイスダイビングに行ってきました。
「流氷アイスダイビングについて」と「流氷下の生物」の2回に分けて、
ご報告したいと思います。
今回は「流氷アイスダイビングについて」です。
流氷はどこからやってくるか知っていますか?
流氷はロシアのアムール川あたりで発生し、徐々に流れてきます。
文字通り風の影響を受けて、流れてきます。
海面が流氷でびっちり覆いつくされていても、
一晩風が吹けば全ての流氷が流されてしまうこともあります。
知床で流氷アイスダイビングが楽しむことができるのは2月~3月上旬の
1か月ちょっとの間です。
この写真は雪原のように見えますが、手前の一部を除いてほとんどが海なんです!
海の表面が流氷で覆いつくされています。
陸上に接岸し、流氷同士が結氷しくっついていなければ、アイスダイビングや
流氷ウォーキングはできません。
今年はとても良いコンディションでした。
ソリにダイビング器材を乗せて流氷の上をひいてダイビングポイントへ向かいます。
では、どのように流氷で覆われている海へ潜るかというと…
流氷に穴をあけて、エントリーホールを作ります。
この穴の淵に座り、器材を装着して潜ります。
流氷下の水温は-1~2℃なので、ドライスーツの下にしっかりインナーを
着こんでいます。
さらにグローブなどの道具も流氷仕様で分厚いものを使います。
そのため動きが制限されてしまいますので、穴のところで器材の装着を
手伝ってもらいながら行います。
いざ、エントリー!!!
流氷の下の様子です。
流氷の下はまず淡水の層があり、その下に海水になります。
淡水と海水が交じり合ったところは、もやもや~っとして
一瞬視界が悪くなります。
流氷の底には植物性プランクトンがついていて、アイスアルジーと
呼ばれています。
このアイスアルジーが流氷とともに運ばれてきて、
やがて小型甲殻類や動物性プランクトンなど
の餌になり、それらが小魚の餌となり…という食物連鎖につながっていくのです。
つまり流氷が流れてきてくれることで、海の中が栄養豊かになるのです。
次回は、流氷の恵みを受けている生物たちをご紹介しますね!
お楽しみに!!
みんなの広場
スゴイ世界です。
うっとりですねーーー。どんな生物を見ることができるか
楽しみです。
皆さん、こんにちは!
水中世界より海族 潜長がお届けします!
いきなりですが、
この写真はどこの海だと思いますか??
青い海、輝く太陽、ダイバーも気持ち良さそうに潜っています。
沖縄でしょうか?小笠原でしょうか?それとも海外??
実は、伊豆なんです。詳しく言うと、
西伊豆の中央あたり「土肥」というところです。
関東近県の方であれば、日帰りでこんな海を楽しむことができちゃいます!
しかし、伊豆の海はきれいと言っても、
こんなに青くなかった、きれいじゃなかったと
お思いの方もいらっしゃると思います。
この青さ、透明度の良さの秘密は、季節にあります。
この写真は先月末(2017年1月末)に撮影した写真です。
寒くて、海へ近づくことが減る季節ですが、
実は冬の海は透明度がとても高いんです。
見えるときは透明度20mを超えることも!
沖縄に負けないくらいきれいです!
前回、ご紹介したドライスーツを着て潜れば、
快適に楽しむことができます。
海へ飛び込んだ後、
この海が広がっていたらテンション上がっちゃいますよね~。
これだから冬の海はやめられないんです!(笑)
そして、この時期は海藻が成長する季節です。
春先には浅場には海藻が密生します。
この海藻が小魚たちの隠れ場所になったり、小型甲殻類の餌になったりと大活躍!
その様子は、またの機会に。
今回も生物をご紹介しますね。
結構、きれいな写真だと周りから評判が良かったので。
「ニシキフウライウオ」という魚です。
ニシキフウライウオ
昨年は、
このニシキフウライウオやその仲間のカミソリウオの
当たり年と言ってよいくらい色々なポイントで観察することができました。
まだ観察できるところもあるようです。
個体によって、きれいなもの、地味なもの、派手なもの、色々います。
しかし、基本的には周りの環境に合わせ、擬態をして天敵から身を隠しています。
こうしてみるとすぐ見つかっちゃうように見えますが、
水中で見ると見つけるのも大変なんですよ~。
では、また来月!
潜水本舗 海族 http://www.kaizokxdive.com
潜長 金子剣一郎
みんなのひろば
すてきな海の生物写真を、ありがとうございます!
前回の「クマドリカエルアンコウ」といい、
今回の「ニシキフウライウオ」といい、
ネーミングも面白いですね。漢字で書くと
錦風来魚???
潜ってみたい人・・・潜長まで!