サーモンフェスティバル  吉野栄子さん投稿


おまたせしました!
サーモンフェスティバルです。  

                                  吉野栄子

シアトルから旬な話題をお届けします。

先週末、Issaquha(イサクア)という市でSalmon Days Festivalが開催されました。
そこでSalmon(サケ)の遡上を見てきました。
ここNorthwest(西海岸北部)では、
この時期たくさんのサケが帰ってきます。
私はここでしか見たことありませんが、
シアトル周辺のいくつかの川で見ることが出来るそうです。
 
 
しあとる1
 
アラスカサーモンは日本でもよく目にすることがあると
思います。

でも実はシアトル生まれなんですね。
ノースウエストの鮭のほとんどはアラスカ辺りまで北上して、
太平洋沿岸一帯を回遊しているそうです。
そしてこの時期にシアトルの川に戻り産卵します。
 
しあとる3
 
サケたちは背びれに怪我を負いながら
川の流れに逆らって遡上しています。
鱗が剥げ落ちて背が白いのがわかりますか? 
この先に小さなダムがあるのですが、本能なのでしょうか、
そこを越えようと何度も何度もジャンプします。
でも越えることが出来るのは数匹で、その前に息絶えてしまいます。
見ていてとても痛々しいです。
 しあとる5
 
サケたちはどうして産卵のために自分の生まれた川に
戻って来るのか
(母川回帰)? 
川にはそれぞれ特有の匂いがあり、
それを頼りに戻ってくるそうです。
 
産卵を終えて息絶えたサケも多く目にし
生臭さが鼻につきます。
そのサケの死骸は森や川を肥やし、良い森、良い川になるそうです。
サケがちゃんとシアトルに戻ることが出来るように
市や郡そしてボランティア団体を中心に、
自然を守り共存していくために
惜しむことなくたくさんの努力をしています。
そんな展示もたくさん見ることができました。
アメリカのなかでも常に住みやすい市に上げられているのは、
そんな努力の賜物なのでしょう。
 
サケについてもっと詳しくしりたい方はこちらをご覧ください。
 
*******************
せっかくですので、サーモンフェスティバルの様子も
お伝えしたいと思います。
 
しあとる2
 
イサクアはシアトルからワシントン湖を越えたの東に位置します。
そして日本でも人気のコストコの本社があると聞けば
身近に感じられるでしょう。
このフェスティバルは毎年、鮭の遡上の時期であるシーズンに合わせて、サーモンBBQ、多国籍料理の屋台、ライブバンド、そしてアート&クラフト店の出店などで賑わいます。

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腰痛・ぎっくり腰・腰回りのお話
伊藤光子さん投稿


腰痛・ぎっくり腰・腰回りのお話

                                  伊藤光子
米国アトランタで痛みを感じているクライアントの皆様向けに、
足圧整体を通して健康を守るお手伝いをしている伊藤と申します。
アトランタは、森の中の街、と呼ばれるほど、背の高い木が
たくさんあります。
全米の中でも日本と気候が比較的似ていて四季があり、
落葉の時期があり、日本人にも住みやすいところです。

今日は腰の痛みのサイエンスをご一緒に。

アトランタ

英語では腰痛を表現するのに、

Lower Back Pain Strain in the Hip Area  Lower Back Spasm  Chronic Tension in the Lower Back Herniated Disk (ヘルニア)

などが一般的に使われます。
腰周り、特に後ろ側に痛みを感じるものですが、
そこを直接揉んだり押したりするのは効きそうな気がしますが、
多くの場合、腰の痛みは他の部位の無理の蓄積によって
「結果として」出るものです。「原因」が腰にあるのではなく、
「結果」が腰という重要な関節部位に出やすいのですね。
それは肩の痛み、顎関節の痛みにも共通することです。

そこで、ぎっくり腰解消に有効な一方法をご紹介。
ご自分で、またはお家の方に手伝ってもらう場合は、
脇腹から背骨に向かって手を沈めていき、
痛いところに行き当たったら深呼吸をし、痛みを逃す。
そしてまた少し手を少しずらして痛気持ち良いところを探って、
また深呼吸で息を吐きながら、コリを逃す。
また、上向きに寝た状態で膝を外に「くの字」に折り、
内股の付け根部分を柔らかい足でそっと踏み込んでいくと、
やはり痛気持ち良いところがあると思います。
同様に息を抜きながら、そのツボを緩めてみましょう。
ちょっと繰り返してやってみてください。

光子 足圧

私は全身足から頭までケアをいたしますが、
ご帰宅後、続けてのセルフケア、柔軟性を高める努力をすることが
肝心です。
腰痛・ぎっくり腰と一言で言うと
いかにも腰に原因があるのかと思われますが、
実は長年かけて受けた体の無理が
一番素直に出る場所としての腰痛なのですので、
場合によっては生活習慣から見直しをする必要もあることでしょう。

一度凝り固まってしまった筋肉は、
ただストレッチだけで緩めようとしてもなかなか難しいもの。
ですので、手業足技を駆使して、弛めるお手伝いをさせていただくのがプロのお仕事。でも基本は、健康管理は各自の責任。
どうぞ一つしかない自分の大事な体をいたわってあげてくださいね。

(個人個人で腰痛の原因は違いますので、あくまで一つの症例紹介としてご理解ください。)

アトランタ 光子
伊藤光子

mitsuko@DecaturTMJ.com

http://jp.atlantatmjmassage.com

https://www.facebook.com/SokssageBodywork

 

みんなの広場
伊藤さん、投稿ありがとうございます。

足圧って、足でコリや痛みをとっていくんですね。
東洋医学・・・・すごいなぁ!
またの投稿をお待ちしています。

 

 

二重虹はどうしてできるの? 小畑雅子さん投稿


二重虹はどうしてできるの?
                         小畑雅子

  先日、息子が通う高校の教室の窓から撮影した虹の画像が
送られてきました。

しばらく続いた長雨の後の夕方に撮られたものだそうです。
グラウンドが広がるその上で
何も遮るものがない青空に虹の架け橋が!!

二重虹

 このようなケースはなぜできるのか と私は疑問を抱きました。
普通の色がはっきりしている虹を主虹といい、
その周りにある虹を副虹というそうですが、
よく見ると副虹は主虹と色の並び方が反対になっていることが
分かります。

虹は太陽の光が小さな丸い水のツブの中で屈折して
私たちの目に見える色となっています。
どうやら水滴の中で2回 屈折している事が
関係しているようです。

それが
主虹から副虹に反射して見えると
このような形になるみたいですね。

 また 虹を見る機会があれば
更によく観察してみるといいかと思います。
なかなかお目にかかれませんが …。

 

 

みんなの広場

小畑さん、
綺麗な二重虹ですね――!
「見たかった!!」

下の図がわかりやすいですね。
また、副虹は
水滴内で2回反射するために暗くなるそうですよ。

二重虹の謎

出典元:http://www.bioweather.net/r/

カイコの観察 寺田勉さん投稿


カイコの観察

                 防府市青少年科学館ソラール 寺田 勉

ソラールでは、毎年夏休み40日間を利用して
「カイコの観察・卵から卵まで」のコーナーを設けています。

カイコ  

きっかけは、
金子みすゞの詩「不思議」の下記の一節です。
桑の葉やカイコの成長を子どもたちに見せたいと思いました。

============

私は不思議でたまらない、

青い桑の葉たべている、

蚕が白くなることが。

============

カイコは「卵、幼虫、さなぎ、カイコガ」の
4つの違ったすがたに成長する昆虫です。(完全変態)

カイコ1

カイコ3 カイコ2

小学校3年生は「モンシロチョウの生活」を学校で勉強します。

ソラールのカイコのコーナーでは
親子からおじいちゃん、おばあちゃんまで
「カイコ談義」が展開されて楽しいです。

ネットで「カイコ飼育セット」は購入できます。
桑の葉の餌付きですので桑の木が近くになくても大丈夫です。

「真綿と綿の違いや由来」も別表のとおりでおもしろいです。

真綿と綿カイコ表 

私の作った動画もみてください。

 

さて、みすゞの詩「不思議」の最後の一節は下記のようです。

=============

私は不思議でたまらない、

誰にきいても笑ってて、

あたりまえだ、ということが。

==============

「不思議」と思う感性をなくした大人になってはいけませんよ・・・・。

 

みんなの広場

一編の詩から生まれたイベントだったのですね。
動画に見入ってしまいました。

「不思議」という感性を大切にしたいものです。

 

川遊びでの体験~増水~ 神岡裕介さん投稿


「川遊びでの体験 〜増水〜」

                          神岡裕介  

先日、埼玉県日高市を流れる「高麗川」で遊んできました。

この川は、小学校ころから
毎年数回〜数十回と通っております。

BBQ利用者も増えて、水中の藻の種類も変わったり、
河川改修が進められて自然護岸が減ったりと
環境は変わっておりますが、川遊びの楽しさは変わりません。

 

さて本題ですが、
自然環境で遊んでいると「この光景、
図鑑で見たっ!!」と感じる場面に遭遇したり、
珍しい生き物を採集できることもあります。
逆に危険を感じるシーンもあります。

私が、遊びにいった8月16日(日、送り盆)は
曇時々晴れという感じでした。

朝9時半位に川へ入水しましたが、
少しすると水温が下がり、水が泡立ち、濁るというサイン、、、、、、、、。
とりあえず陸地へあがると、あれよあれよと水位が上昇!!

若干撮影場所は、違いますが、このように変わりました。

 

12川

(左:7時54分 右:8時28分)

僕自身、全国の川で色々と仕事や遊びをしてきましたが、
ここまでの急速な変化を体験したのは、初めてで興奮しました。
BBQをしていた人たちの
残骸や魚を獲る仕掛け等が流されてきたのも、印象的でした。

この日は、
先にも書きましたが、曇時々晴れ、降雨はありませんでした。
上流で降ったのでしょうか、と想い、
気象庁の観測結果を確認したところ、
案の定雨量が観測させていました(もちろんですが)。

6時台に時間雨量11mmという結果が、
2時間後の水位変動を生みました。
飯能や秩父は山間部ですが、
スギ・ヒノキがメインに植林がされており、
山自体の保水力・量も乏しいという現状だと体験からわかりました(論より証拠)。

皆様も川は上流で降った雨は、
必ず下流に流れて増水しますので天気には気を配って、
残暑シーズンやこれから始まるアウトドアを楽しんで下さい!!

川3

(図1 上流付近の水位)

 

みんなの広場

 この場所は、・・・・「あそこだ――!」
 私も、わかります。この場所!
 なんと、6時台の11mmの降水の影響で
 わずかな時間でこんなに増水するのですね。

 水温が下がる
 水が泡立つ
 濁る
  覚えました。このサイン!

 

 

 

 

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    PROFILE
    金本佐紀子
    とにかく親子でサイエンス 代表
    京都大学農学部卒(農業学士)。
    香川大学付属中学校勤務を経て埼玉県公立中学校にて32年間教鞭をとる。2011年退職。
    日本女子大学家政学研究科通信教育課程家政学専攻(学校教育領域)修了(家政学修士)。
    日本女子大学教職教育開発センター客員研究員。
    東京女学館大学専任講師。
    [ 現職 ]
    » 多摩大学専任講師
    [ 社会貢献 ]
    » 埼玉県ネットアドバイザー(2010年~2014年)
    » 入間市健康福祉センター運営委員(2011年~2015年)
    [ 資格 ]
    » 健康管理士 一般指導員
    » 親業訓練協会インストラクター
    [ 所属学会 ]
    » 日本教育制度学会
    » 日本スクール・コンプライアンス学会
    » 日本理科教育学会
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