驚きのシングル・レンズ 顕微鏡 (1)


やってみよう

 シングル・レンズ顕微鏡!

DSC02585オランダのアントニ・レーウェンフック(1632 – 1723)は、初めて微生物を見た人です。彼は、レンズ一個の、単式顕微鏡を作りました。

 

今日は、ビー玉(1.7cm)と小さなガラス玉(3mm)で、
見え方がどのようにかわるか、実験してみましょう。

まず、ビー玉です。

ipadやたブレッドのフロントカメラにビー玉を大きます。

そして、上から印刷した紙を近づけてみます。

DSC02586

ipadで写真を撮ると・・・・、

 

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「堂」の字が、大きく見えます。

インクのドットも見えますね。

では、ビー玉をガラス球に変えるとどうでしょうか?

3mmのガラス球に変えました。

DSC02588

すると、「堂」の字のドットは、securedownload

こんなに大き見えます。

レーベンフックは1㎜のガラス球を使用したそうですが、
小さいガラス玉の方が、倍率は大きくなるのですね。

今回は、保持板等を使用せずに、フロントガラスの上に
直接ビー玉やガラス球を置いて実験してみました。

 

白いタンポポをご存じですか?  町田優花さん投稿


白いタンポポをご存じですか?

私は飯能市に生まれ育ちました。
もう半世紀以上この地に住んでいます。
子供の頃の家の周りは自然の宝庫。
飼っていたウズラにハコベを採ったり、クローバーの花で冠を作ったり
イヌタデでおままごとをしたり。
生活の中に常に「雑草」と呼ばれる草花がありました。
ところがいつの間にかあちこちに住宅が建ち
バイパスが出来て空き地や土の道が少しずつ減り、
昔に比べたら草花を見かける機会は
かなり減ってしまったように思います。
同時に段々名前も忘れてしまっているような?

そんな中でもタンポポは、
今も昔もどこでも見かける身近な草花の一つです。

     黄色のタンポポ

 

昨年、
地域のSNSで飯能市に「白いタンポポが咲く」と言う事を知りました。
白いタンポポ?
タンポポは黄色いものだと思い込んでいた私にはちょっと衝撃。
そんなところに友達のお友達(笑)のサイトに
「白いタンポポは環境指標」
http://kanemotosakiko.jp/blog/?p=1025 という記事が!!

 

シロバナタンポポは
元々は九州・四国・関西以南で生息していたのですが、それが温暖化に伴い北へ北へと今は関東まで北上して来たそうです。

先のタイトルの通り、
白いタンポポ(シロバナタンポポ)は
あちこちで見かける西洋タンポポと違って生命力が弱く、
良い土地環境でしか育たないから環境指標となるそうです。
昨年は現物を見てみよう!と
目撃現場に足を運んだものの時機を逸してしまいましたが
今年こそは!!

  siro1シロバナタンポポ

見つけました。
シロバナタンポポ。確かに花弁が白いです。
そして可憐です。すぐに判りました。
この花が繁殖していると言う事は飯能は環境が良いと言う事?
なんだか嬉しくなってしまいますね。

入間川の河川敷でも目撃情報もある模様。
時間を作って探しに行ってみようかと思っています。
それと同時に昔懐かしい草花たちを探して
名前を思い出してみようかな?と考えています。

ちなみに、シロバナタンポポの花言葉は
「私を探して、そして見つめて」
とても意味深で素敵ですよね。
みなさんも道端の植物に目を留めてみてはいかがでしょう。
そしてぜひシロバナタンポポを探してみてください。

 siro   シロバナタンポポ

                  町田 優花

みんなの広場

町田さん、投稿、ありがとうございます。昨年のしろばなタンポポの記事に
おたよりくださって、交流が始まりました。山口県でも、調査が進んでいるようですよ。

sora-ru

防府市青少年科学館ソラール
www.solar-hofu.sakura.ne.jp/

 

 

シアトル便です       吉野栄子さん投稿


シアトル便です

 日本では今週、さくらの開花宣言、
そして開花と今週末はお花見日和のようですね。

私の住んでいる街、シアトルにもたくさんのさくらの木があります。

ここは北海道より北に位置するのに、太平洋側の温暖な気候のため、
日本に比べて2週間ほど早めに満開を迎えます。
ソメイヨシノはすでに葉桜になり、今は八重桜が満開です。

シアトルに移って3回目の春を迎えた今年もまた、
サクラ人気のスポットであるワシントン大学(University of Washington)にお花見に行ってきました。

 IMG_1979 (1)

 

見事なソメイヨシノです。
この日は平日で大学はスプリングブレイクに入っていたので、
ゆっくりとお花見ができました。
日本のようにシートを敷いて飲食するという風習はありません。

 20160317_112238

 

ここワシントン大学のソメイヨシノは1939年に購入され、
他の公園に植えられたものの、橋の建設のためにワシントン大学に植え替えられました。

30本のサクラの木は無事に生き延びて今に至ります。
すでに80歳超え。サクラには寿命があるそうで、
一部の木の健康状態が弱化しているので、
倒木し記念家具やアートプロジェクトとして再利用されるそうです。

 

 昨年はワシントン大学が留学生を迎えて
120年目を迎えたのを記念して、
新たに18本のサクラの木が寄贈されました。
私の息子もお世話になっています。

 この他、ワシントンDCのサクラも有名ですね。

実は、アメリカに最初に桜が寄贈されたのは1912年です。
その秘話を描いた映画

「TAKAMINE アメリカに桜を咲かせた男」で詳しく知ることができます。

https://www.youtube.com/watch?v=8ifFBTSAZoE 

余談:日本がサクラを寄贈したそのお返しに、
アメリカからハナミズキが寄贈されました。

ここでは確かにハナミズキもたくさん見かけます。

ちょっとワシントン大学の図書館も紹介

ワシントン大学のスザロ図書館は世界で最も美しい図書館の一つとして選ばれました。雰囲気がハリーポッターの舞台と似ていることでも有名です。

  upload_-1 (1)

  IMG_1991 (1)

  リーディングルームです。平日は観光者の来館も多く見られます。

サクラが終わった後は、
雨のシーズンも終わり、シャクナゲの季節が始まります。

その他、芍薬、チューリーップなど花盛りです。
これからのシーズンは最高です!

メジャーリーグも始まるので、岩隈さん、青木さんの活躍にも期待です。

                      吉野 栄子

 

ヒヤシンスの根   大竹英里子さん投稿


春の訪れ ヒヤシンス

                        大竹英里子

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小学校では、一人一鉢で植物を育てるのが一般的です。

1年生になると、アサガオの種をまき、花を育てます。

花が咲き終わると、好きな球根を選び、育てます。

しかし、植木鉢では根っこの様子が分かりません。

「先生、花が咲いたよ!」

と、子ども達が教えてくれます。

ヒヤシンスの花が咲きました。

水栽培をすると、根っこの様子がよく分かります。

3

でも、最近の学校では、あまり水栽培をしません。

だから、高学年でも、根っこの様子を知らない子も中にはいるようです。

廊下を通る時、立ち止まって見る子もいます。

花が咲いたことを他学年の子も教えてくれます。

植木鉢で育てているヒヤシンスの花は、まだ咲きません。

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2

4

10月頃から栽培し、2月に花が咲きました。

水栽培は、北側廊下の窓のそばに置きました。

植木鉢は、外においてあるものです。

1 

ヒヤシンスは、地中海東部沿岸からイラン付近の原産です。

日本には1863年に渡来しました。

名前は、ギリシャ神話の美青年ヒュアキントスに由来します。

 

みんなの広場

植物の体を支える根を観察することのできる
貴重な学習体験のレポートをありがとうございます。
水の中だとこんなに長い根が出てくるのですね――。
白い根が土の中も、ぐんぐん押して伸びていく様子が想像できます。

濃霧   吉野栄子さん投稿


濃霧

シアトルから4回目の投稿です。

 

年も明け、私も昨日シアトルに戻りました。
雨続きの寒い毎日と聞いていましたが、
到着してからは快晴に恵まれています。
今日も快晴・・・でも朝はとても霧深いのです。
今年で3回目の冬を経験していますが、
11月辺りから朝霧が多い日が目立ちます。
 
これは自宅付近です。(朝7時半ごろ)
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こちらはシアトルダウンタウン。(朝8時ころ)
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このような霧深い朝を迎えると、
早くて9時遅くても11時頃から晴れ上がるのです。
逆に、朝晴れ間がのぞいていると
期待に反して雨が降り出すことが多いのです。
 
そこで、ちょっと検索して見ると・・・
 
○霧の深い朝は晴れ。

○朝霧が漂っていたら、その日は晴れ。

    海上保安庁 海洋情報部『観天望気』より
 
霧で天気を判断するのは「観天望気」いって基本だそうですね。
 
シアトルの地形は西海岸寄りでワシントン湖とカスケード山脈、
そして富士山とよく似たレーニア山があります。
その影響もあるのでしょうか?
金本さん、霧と晴天の関係を分かりやすく説明してください〜!! 
お願いします。
 
******************************
 
こちらの写真は旧自宅(かなり登った場所にありました)から撮影した
夏期の早朝
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そして季節は秋から冬へ 山裾は霧に覆われています
 
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ここに住んでいた時は、朝起きると天上人になったような気分でした。
ただし、
毎朝ここから坂を下っていく生活に不安を感じ下界へと引っ越しました。
 
 
余談ですが・・・シアトルでは11月から4月にかけて降水確立が平均54%以上となります。
年間降雨量では日本より下回るのですが、シトシト雨の日が続きます。
 
 
 
Eiko Yoshino (吉野 栄子)
 
 
みんなの広場
シアトルは、濃霧の町なのですね。
吉野さん、みなさんに呼びかけてみますね。
 
「霧の深い朝は晴れ」・・・解説、よろしくお願いいたします。
 

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    PROFILE
    金本佐紀子
    とにかく親子でサイエンス 代表
    京都大学農学部卒(農業学士)。
    香川大学付属中学校勤務を経て埼玉県公立中学校にて32年間教鞭をとる。2011年退職。
    日本女子大学家政学研究科通信教育課程家政学専攻(学校教育領域)修了(家政学修士)。
    日本女子大学教職教育開発センター客員研究員。
    東京女学館大学専任講師。
    [ 現職 ]
    » 多摩大学専任講師
    [ 社会貢献 ]
    » 埼玉県ネットアドバイザー(2010年~2014年)
    » 入間市健康福祉センター運営委員(2011年~2015年)
    [ 資格 ]
    » 健康管理士 一般指導員
    » 親業訓練協会インストラクター
    [ 所属学会 ]
    » 日本教育制度学会
    » 日本スクール・コンプライアンス学会
    » 日本理科教育学会
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